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Spire Payments、新決済ターミナル「SPx1」、「Spx2」、「SPx3」を発表

2018 年1月9日9:37

オムニチャネルソリューションの提供が可能に

英国のSpire Paymentsは、決済端末やmPOSデバイスをグローバルに展開するPOSソリューションプロバイダだ。英国、スペイン、チェコ、ロシア、ドバイ、香港にオフィスを持つ。同社では、フランス・カンヌで開催された「TRUSTECH2017」において、「SPx1」、「Spx2」、「SPx3」といった3つのディスプレイベースの決済端末を発表。リアルとネットを連携させた取引が可能になるそうだ。

Androidベースのタッチスクリーン端末

Spire Paymentsは、世界のモバイルPOSを代表する企業だ。mPOSとして、SPm2、SPm20を有しており、50万台が利用されている。2012年には、EMVのチップ&PIN(接触取引とPIN入力)、PCI PTSに対応した世界で最初のデバイスを出荷するなど、同市場をリードしてきた。mPOSは現在も重要な分野の1つであり、新規ユーザーとのつながりに貢献している。同社での端末の鍵管理では、インルームに加え、筐体自体がDUKPT(Derive Unique Key Per Transaction)の鍵をリモートで取りに行くことが可能だ。

Spire Payments グローバル・マーケティング・ディレクター Nigel Dean氏

「TRUSTECH2017」で発表したスマートPOSターミナル「SPx1」、「Spx2」、「SPx3」は、Androidベースで、タッチスクリーンとなり、PCI規格に準拠している。ディスプレイは、「PIN on Glass」「PIN on Mobile」に準拠する予定。いずれも、EMV接触および非接触、QR支払いに対応可能だ。

「SPx3」はカートにチェックアウトする感覚でリアル店舗でも利用可能

SPx1は、480×854のディスプレイ端末で、プリンタが不要。持ち運びも可能であり、レジ待ちの間に注文を取ることも可能だ。Spx2は、720×1280のタッチスクリーン端末で、プリンタを搭載している。カウンタートップで、Wi-FiやGPSに対応している。SPx3は、1366×768のサイズで、キャッシュドロアーやプリンタも付いており、POSレジスターとして利用できる。

「SPx1」のEMVコンタクトレスの決済イメージ

左から「SPx1」、「Spx2」

オムニチャネルソリューション実装のためのソリューションを提供

Spire Paymentsでは、ソフトウェアの開発にも力を入れており、第三者がアプリの開発をしやすくしている。Spire Payments グローバル・マーケティング・ディレクター Nigel Dean氏は、「弊社では、決済端末はもちろん、ソフトウェアの開発力が強みとなっています。小規模の店舗が便利に利用できることに加え、ウェブサイトを有している企業が同じソフトウェアを使用できます」と話す。

決済端末を提供企業でありながら、「TRUSTECH2017」において、リテールカテゴリーの「SESAMES Award for Retail」を受賞している。同社の「Business Enterprise Toolkit:Sandbox」は、中小企業がオムニチャネルソリューションを実装するためのソリューションを提供している。これにより、消費者の店頭でのショッピング体験をよりシームレスに提供し、店舗は販売時点での消費者とのやりとりをスムーズに行うことができるという。

ヨーロッパに加え、インド、中近東、南アフリカにフォーカス

なお、同社の端末は、EMV接触に加え、非接触にもいち早く対応している。また、QR決済でもAlipayにはすでに対応可能だ。

現在はヨーロッパに加え、インド、中近東、南アフリカにフォーカスして展開している。近年はエマージングマーケット(新興市場)の需要が大きいそうだ。2018年の目標として、mPOSは50万台、Spx尻―ズの3機種は5万台としている。

取材は2017年11月28日~11月30日までフランス・カンヌで開催された「TRUSTECH(トラステック)2017」において。