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民間消費支出におけるキャッシュレス化の3本の矢であるカード決済の比率

2019年2月28日8:00

民間消費支出におけるキャッシュレス化の3本の矢であるカード決済の比率

クレジットカードやデビットカード、Eマネー(プリペイドカード)といったキャッシュレス化の3本の矢の民間消費支出における決済比率も、キャッシュレス化のバロメーターのひとつである。は一般社団法人日本クレジット協会の「日本のクレジット統計」では、2016年度における世界の主な国のキャッシュレス化の3本の矢であるカード決済金額の民間消費支出における決済比率を紹介している。

カード決済金額の民間消費支出における決済比率が最も高いのは韓国で、96.0%である。韓国のクレジットカード決済金額は、法人カードやビジネスカードの決済分が区別可能であり、これを除くと、クレジットカード決済の韓国の民間消費支出における決済比率は76.5%から57.0%となる。韓国のデビットカードは、ATMカードによるオンラインデビットカードとクレジットカードのネットワークで決済されるオフラインデビットカードがあるが、大半は後者である。

イギリスのカード決済金額の民間消費支出における決済比率もクレジットカードが11.9%、デビットカードが56.6%、合わせて68.5%と高い。イギリスやカナダ、オーストラリア、アメリカ、メキシコはEマネー(プリペイドカード)のデータが示されていない。イギリスは1990年代まではカード決済の大半をクレジットカード決済が占めていたが、VISAやマスターカードブランドのオフラインデビットカードが急増し、近年はVisaのタッチ決済やMastercard Contactlessなどのコンタクトレスペイメントにより、デビットカード決済がさらに増加している。

キャッシュレス化が進む国のペイメントカードの中核はデビットカード?

デビットカードでキャッシュレスが急速に進むロシアのカード決済金額の民間消費支出における決済比率は55.4%と高くその大半がデビットカードである。キャッシュレス化が進むスウェーデンも51.8%とカード決済金額の民間消費支出における決済比率が高い。クレジットカードが11.9%に対し、デビットカードが39.9%と3倍以上である。新興国で人口13億人のインドのカード決済金額の民間消費支出における決済比率は35%で。そのうち30.4%がデビットカードである。

このように、キャッシュレス化が進む国のペイメントカードの中核はデビットカードが担っている。中国で急速に拡大している支付宝や微信支付といったモバイル財布のQRコード決済もモバイル財布と銀行口座と紐づけされていて、デビットカード同様の決済をユーザーに提供している。
 日本のカード決済金額の民間消費支出における決済比率は19.8%と低く、特にデビットカードは0.1%と極めて低い。Eマネー(プリペイドカード)では、日本は1.7%で、イタリア、シンガポールに次いでいる。Eマネー(プリペイドカード)は、決済件数は多いものの、大半が少額決済であるので、民間消費支出における決済比率は小さい。