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幸楽苑が「楽天ポイントカード」導入、デジタル化に取り組みキャッシュレス化も視野に

2019年1月29日7:30

幸楽苑ホールディングスと楽天は、2019年1月28日に都内で記者説明会を開催し、「幸楽苑」全517店舗において楽天の共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」の提供を開始すると発表した。

幸楽苑ホールディングス 代表取締役社長 新井田 昇氏、楽天 代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史氏。新井田氏は楽天に3年間在籍したこともあるという

オリジナルデザインの「幸楽苑楽天ポイントカード」を発行

幸楽苑は、2018年4月に「味の改革」「マーケティング手法の抜本的転換」「保有資産の活用と店舗ポートフォリオの最適化」「筋肉質な経営」の4つを柱に据え、積極的に改革を推進してきた。店舗を利用する人々に加え、働くスタッフからも愛される店舗作りを目指している。

今回の連携により、幸楽苑では、楽天の共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」を導入。利用者は、「幸楽苑」の各店舗にて「楽天ポイントカード」もしくは「楽天ポイントカードアプリ」を提示すると、100円(税抜)の支払いで「楽天スーパーポイント」が1ポイント付与される。また、支払い時には、貯まったポイントを利用することも可能だ。

さらに、サービス開始日より、オリジナルデザインの「幸楽苑楽天ポイントカード」を幸楽苑各店舗で無料配布する。また、「幸楽苑 楽天ポイントスタート記念!ポイント2倍キャンペーン」を実施。キャンペーン期間中に「幸楽苑」の店舗で食事をして、会計時に「楽天ポイントカード」を提示した人全員に、通常より2倍の「楽天ポイント」を付与するそうだ。

幸楽苑では、未来の飲食店への一歩を図るべく、最先端の技術を入れた取り組みを展開。幸楽苑ホールディングス 代表取締役社長 新井田 昇氏は、「AIを活用した味の探求、サービスの向上を掲げ、未来の飲食店を作り上げたい」と話す。

「幸楽苑 UmaAIくじ」を対象店舗に試験導入

取り組みの1つとして、楽天の研究機関「楽天技術研究所」が開発したAI(人工知能)搭載のデジタルサイネージ「幸楽苑 UmaAIくじ(コウラクエン ウマアイクジ)」を対象店舗に試験導入する。これは、AIを活用した画像認識技術により利用者の顔から、年齢や性別などを推定し、「幸楽苑」おすすめのメニューを提案するもの。

さらに、幸楽苑は、楽天野球団(宮城県仙台市)と2019年シーズンのオフィシャルスポンサー契約の締結に合意している。東北エリアの一部「幸楽苑」店舗でスタッフが「楽天イーグルス」のユニフォームを着用して接客するなど、両社では今後、さまざまな施策を検討している。

幸楽苑は現金支払いが中心、キャッシュレス化に向けた取り組みも検討

幸楽苑では、キャッシュレス化に向けた取り組みも検討していく。宮城県内の幸楽苑店舗では、クレジットカード決済の導入を進めているが、店舗全体では現金支払いが中心となっている。すでに海外などにおいて、ネットで注文してリアル店舗で物を受け取るといったデジタルコマースの取り組みが進んでおり、また、中国ではQRコードを利用してモバイル決済が可能だ。国内において、楽天と連携してデジタル化、キャッシュレス化にも取り組んでいきたいとした。

楽天 代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史氏は、楽天ポイントカードと「楽天ペイ」の連携など、楽天のテクノロジやサービスを提供していくことに加え、エンターテイメント性のあることも追求していきたいとした。また、楽天のデータを使ってメニューの開発に貢献したり、店舗内でのユーザー体験の向上にも繋げていきたいとした。

なお、楽天 執行役員 ポイントパートナー事業部 ジェネラルマネージャー 笠原和彦氏によると、楽天ポイントカードは開始から4年を迎えたが、利用者の情報を調べると、街の店舗で利用している人が新たにインターネットを利用する傾向が出ているそうだ。