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中国のAlipayユーザーに加え、9つの海外連携サービス利用者も日本に送客へ

2018年9月6日8:40

パートナー向けのカンファレンス「ALIPAY DAY 2018」開催

アリペイ ジャパン(以下、Alipay)は2018年9月5日、パートナー向けのカンファレンス「ALIPAY DAY 2018」を東京国際フォーラムで開催した。基調講演では、アント フィナンシャル サービスグループ 取締役会長兼 CEO エリック・ジン(井賢棟)氏が講演した。当日は会場が満席となり、サテライト会場での中継も行われた。

Alipayのアクティブユーザーは7億人を突破
公共料金や地下鉄・バスの乗車でも利用可能

中国では、モバイル決済の導入が進んでおり、店舗はもちろん、病院の支払い、地下鉄やバスの乗車など、ほとんどのシーンでキャッシュレス決済が利用できるようになっている。また、顔認証での決済にも対応している。

アント フィナンシャル サービスグループ 取締役会長兼 CEO エリック・ジン(井賢棟)氏

Alipayは、中国で7億人以上のアクティブユーザーを有する決済サービスだ。また、オンライン、オフラインを含め、世界中で6,000万社がAlipayを使っている。さらに、27種類の通貨に対応。海外では、現地のモバイル決済と協力しており、香港、韓国、フィリピン、マレーシア、インドなど、協力サービスは9つある。

Alipayは、平等で透明なサービスを目指しており、都会から離れたエリアに住む人々にもキャッシュレスな支払いを提供している。たとえば、ヒマラヤの麓にあるテントのお店でも、北京や上海同様にサービスを受けることができる。さらに、ビジネス利用に加え、水道、電気、ガスなどの公共料金、地下鉄・バスの乗車、3,500を超える病院の支払いなど、利用シーンを広げている。ある病院では、支払い時に行列が発生していたが、サービスの効率が上がり、患者のサービス体験も高まったそうだ。

国際展開も強化しており、最初はシンガポールのタクシーからスタートしたが、オーストラリアのフィッシュマーケットでも便利に使うことができるなど、中国人が訪れるさまざまなシーンで利用可能だ。さらに、飛行機の機内販売にも対応している。

店舗の売上貢献に向け、分析サービスも提供。分析アナリストにより、どの年代が、どのような商品を購入しているのかといった匿名の情報を提供可能だ。さらに、旅行時は、旅行サイト「Fliggy(フリギー、旧Alitrip)」やECモールの「Tモール(天猫)」といった、グループサービスとの連携により、旅前から、旅中、旅行後まで、多様なチャネルを活用して、インタラクティブな関係を構築している。

日本における店頭決済では、2015年12月に多慶屋で導入を開始。現在の加盟店は数万店。47 都道府県で導入実績があり、25の地方空港やタクシー等でも導入が進んでいる。今後は、香港、韓国、インドネシアなど、現地で連携するウォレットの利用者を日本に送客し、バリューを提供したいとした。

顔認証決済や無人店舗でのNew Retailingもスタート
不正取引による損失発生率は100万分1以下

Alipay取引のピーク値として、11月11日の独身の日には11億件の取引が行われ、25万6,000件の取引が毎秒行われたという。また、クラウドデータベースでは、4,200万回の処理が可能だ。

イノベーションとして、特許を取得した、顔認証による決済も提供している。同社のテクノロジは金融レベルで、識別レベルの高さが売りとなっており、写真などによる悪用を防ぐことができるという。さらに、同社が掲げるNew Retailingを体現する無人スーパー「フーマー(盒馬鮮生)」では、デジタル化した取引を体験できる。

不正対策では、AIを駆使したリスクマネジメントシステムを採用。ジン氏は、「4年前から最も安全なプラットフォームを提供しており、世界最強レベルの高いエンジンを持っています。すべてのモデルのアルゴリズムも自己学習が可能で、全体システムの配置も自己完結できます。不正取引による損失発生率は100万分1以下です。非常にリスクの発生率が低く、取引上のセキュリティを確保できています」と説明する。

このように、Alipayは、技術によってイノベーションを繰り返し、パートナーと消費者によりよい価値を提供しているという。今後も店舗やパートナーとの協力関係を含め、Win-Winの関係を構築し、キャッシュレスな体験を提供していきたいとした。

Alipay決済の体験コーナーも設置
バス運賃の支払いなどのデモを実施

「ALIPAY DAY 2018」当日は、有識者やAlipay導入企業等が登壇し、「急拡大する中国人向けインバウンドビジネス」と「キャッシュレス社会の到来」をテーマに、中国人観光客向けの先行事例や、観光消費拡大・地域経済活性化のためのスマホ決済環境整備の重要性、さらにグローバル視点から見る日本のキャッシュレス化といった話題について紹介した。

また会場内には、コンビニレジやマルシェをイメージしたセットで、Alipayでの決済を実際に体験できるコーナーも用意された。

 

一水製作所はバスの運賃の支払いにAlipay対応のサービスを紹介した

マルシェにおけるAlipayのQRが添付された決済のデモ

GMOフィナンシャルゲートの決済端末(左)とリクルートライフスタイルのAirレジ

寺岡精工のセミセルフレジでのAlipay決済

NTTデータのCAFIS Archでの決済イメージ。GINZA SIXなどでCAFIS Archは導入されている

日本恒正校正ソフトウェアのSUINMI端末による決済のデモ