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中国でボックス型AI自販機をリードする哈哈零兽とは? 3,999元の動的検知の製品を投入

2019年7月9日8:30

中国の哈哈零兽(Haha Zero Beast)は、AIを活用したボックス型の自動販売機を製造している。同社では、「China International Self-service, Kiosk and Vending Show 2019」(CVS)において、3世代目となる自動販売機として、動的検知が可能な商品を発表した。同社の強みについて、マーケティング責任者の郭军雄氏に話を聞いた。

1㎡のマイクロコンビニとして展開

――まずは貴社の概要についてお聞かせください。
郭:われわれはボックス型の自動販売機を販売した世界初の企業となります。他社は朝は物置、夜はAIとして活用していますが、1㎡のマイクロコンビニとして、スーパーで販売しているものはすべて入れることが可能です。

弊社では、2年前にまず、AIの生体認識の製品を発表しました。生体認識では、ドアを閉じる前後の商品の違いを識別します。2年後の現在は、カメラの動的認識を開発し、利用者が何を取るのかを識別可能です。

哈哈零兽(Haha Zero Beast)マーケティング責任者 郭军雄氏

動的検知の新製品は業界内最安で提供

―動的検知の製品は、3,999元と安いコストですね。また、現状、AIの精度はどの程度アップしているのでしょうか?
郭:これは本日(4月25日)発表した製品で、業界内で一番安い価格となっています。また、規模が大きくなるほどコストは下がります。

また、弊社のテストでの識別率の結果は99.6%で、実際の使用の際のデータでは99.1%から99.3%となります。AIにおける認識で、99%からさらに上に行く場合、0.1%をあげるために努力を無数のチームが仕事にかかわり行っています。

――具体的に、AI自販機は市場のどういったロケーションで使われているのでしょうか?また、現在の設置状況についてお聞かせください。決済手段については、「Alipay」や「WeChat Pay」が多いのでしょうか?
郭:弊社の場合は、1㎡さえあればどこでも設置が可能で、中の商品もカスタマイズできますので、病院、レストランなどにも配置できます。設置状況は2万台前後であり、AIレジとして市場では№1です。また、決済手段は「Alipay」と「WeChat Pay」の2つがメインとなり、弊社ではこの2つの決済方法しかありません。

カラフルな黄色いボックスが特徴

AI技術を使用する製品の50%の提供を目指す

――中国市場では、AI無人店舗についてのブームは2018年で終了したと伺っています。また、現在の2万台をどの程度伸ばしていくとお考えでしょうか。
郭:確かにAIは2017年はブームになり、2018年は投資が行われ、年末にはブームが去っていますが、AI店舗は新技術が本来の技術を上回るかにより、まだまだ伸びていくと考えています。2020年にはAI小売キャビネット業界全体の規模で50万台となると予想されますが、私たちの目標は、AI技術を使用するすべての製品の50%を提供することです。つまり、他のメーカーと協力して、AI技術に基づいて約25万台を提供することとなります。現在、中国や日本の自動販売機のメーカーも弊社の技術をウォッチしています。

AlipayやWeChat Payでの支払いが可能

AIにより絶対的な販売体験を提供へ

――日本市場に参入する計画はあるのでしょうか?また、今後技術的に考えていることはございますか。
郭:日本のメーカーから数件お声がけいただき、商談中です。また、弊社の会社の使命は、AIで絶対的な販売体験を与えることです。現在も違う販売体験を研究しており、マイクロ店舗以外での形式を開発している最中です。

――米国で話題となった「Amazon Go」のような店舗を展開することは考えられますか。
郭:Amazon Goの問題点として、普及にはコストが高くつきます。実際は販売店の利益が出にくい業界ですので、コストとインカムは見合いません。弊社ではそこには注力せず、AIによって店舗や消費者の方に対し、もっと低いコストで商品を販売することに注力していきたいです。