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ホテル予約エンジン「ダイレクトイン」で「Paidy」が利用可能に リアルタイムで決済し、代金は翌月まとめて支払い

2018年3月1日7:30

決済サービス「Paidy(ペイディー)」を展開するエクスチェンジコーポレーションと、宿泊施設向けシステムを提供するダイナテックは連携し、ダイナテックのホテル予約エンジン「Direct In(ダイレクトイン)」で「Paidy」を利用できるようにする。2018年4月より順次、導入を進める。これまで主にファッション系のネットショッピングで利用されていた「Paidy」を、サービス分野にも広げる。「Paidy」はリアルタイムで決済し、代金を翌月まとめて支払う仕組み。これによりクレジットカードを持っていないユーザーも事前に支払いを済ませ現地で精算する必要がなくなり、宿泊施設はオンライン予約の当日キャンセルリスクを削減することが可能としている。両社は2月28日、この業務提携について発表記者会見を行った。

電話番号とEメールアドレスを用い
シンプルな操作で決済を完了

エクスチェンジコーポレーションが展開する「Paidy(ペイディー)」は、クレジットカード不要、事前登録不要で、携帯電話番号とEメールアドレスを用いて即時決済を行う。本人確認はSMS、もしくは自動音声で案内する認証コードによって瞬時に行われるため、IDやパスワード忘れなどのわずらわしさもない。1カ月分の“おまとめ請求”がSMSとEメールで送られ、ユーザーは翌月10日までに、口座振替、コンビニ払い、銀行振込のいずれかの方法で支払う。定期購入や分割払いにも対応が可能だ。加盟店数は70万以上、累計ユニークユーザー数は110万以上という。

左からダイナテック 代表取締役社長 齋藤克也氏、エクスチェンジコーポレーション 代表取締役会長 Russell Cummer(ラッセル・カマー)氏、エクスチェンジコーポレーション 執行役員 営業本部長 橋本知周氏

エクスチェンジコーポレーション 執行役員 営業本部長 橋本知周氏は、「Paidyはこれまで主にファッション系など物販のネットショッピングで使われてきましたが、今年度内にもトラベルコンテンツやデジタルコンテンツ、リアルの店頭ショッピング、金融サービスなどにも拡げていきたいと考えています」と述べた。今回のダイナテックとの提携は、トラベルコンテンツの第一弾となる。旅行はサービス系のBtoC EC市場の中で6割弱のシェアを占め、今も成長を続けている有望な分野だ。

ダイナテックのホテル予約エンジン「Direct In(ダイレクトイン)」は、リゾートホテル、旅館、ビジネスホテルなど3,100以上のさまざまな宿泊施設が利用している。ダイナテックはヤフーグループの一員であり、公式サイトで販売中のプランが「公式プラン」として「Yahoo!トラベル」にも掲載され、各宿泊施設の集客に貢献。予約数を着実に伸長させている。

ユーザーの利便性を向上し
宿泊施設のさらなる予約数増加にも貢献

現在、旅行のネット予約のうち、事前にクレジットカード決済をしているのは25~30%で、残りの70~75%は現地決済になっている。現地で精算するわずらわしさや、事前決済を条件にしたお得な特別プランがあることなどから、事前に決済したいという要望は多いが、クレジットカードを持っていない、セキュリティが心配、入力事項が多くて登録が面倒といった理由で諦めているユーザーは少なくないと見られる。クレジットカードや事前登録が不要で、簡単な手続きで決済が完了する「Paidy」は、そういったユーザーの悩みを解消する。

ダイナテック 代表取締役社長 齋藤克也氏は、「決済はすべてのサービスに必要不可欠なもの。これまでにも決済サービス会社と積極的なアライアンスを進めてきましたが、今回のエクスチェンジコーポレーションとの連携により、ユーザーの利便性向上を目指すとともに、多様化するニーズに応えていきたいと考えています」と述べた。

また、宿泊施設にとってもメリットが大きい。クレジットカードを利用しない新たなユーザーを獲得することが可能になり、決済手続きが簡便なため、途中離脱を防止し、リピート利用につなげることも期待できる。キャンセル料は100%保証されるので、未回収のリスクがない。また、トランザクション費用や初期費用、固定費用がなく、決済手数料のみで導入できる。

エクスチェンジコーポレーションとダイナテックは、3月中に全国5カ所で開催されるイベント「ダイナテック カンファレンス2018」への参加などを通じて、「ダイレクトイン」を利用している宿泊施設に「Paidy」導入のメリットを説明し、導入を促したいとしている。4月より順次、サービスを開始する予定だ。