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スマホ決済「メルペイ」が高円寺をジャック MPM方式での運用も開始

2019年7月1日8:35

スマホ決済サービス「メルペイ」を運営するメルペイは、2019年6月28日から7月5日まで、東京・杉並区高円寺の商店街と共同のキャンペーン「高円寺メルペイ通り」の第一弾を行っている。まずは、ルック商店街(新高円寺通商店街振興組合)を「高円寺メルペイ通り」としてジャックする取り組みを展開。7月下旬には、第二弾のキャンペーンを実施する予定だ。

「高円寺×メルペイ」フラグを6月28日~7月31まで掲出。キャンペーン店舗の告知チラシを配布するなど、サービスの認知向上に努める

高円寺の商店街と協力して街を盛り上げる
若年層を中心としたメルカリユーザーの利用に期待

高円寺は、古着やリユースなど、中古品の売買が多い地域でもある。メルペイ セールスマネージャー 島田隆太朗氏は、「商店街は中小規模の店舗が多く、コード払いとの親和性が高いです。メルカリのユーザーが多い高円寺で決済を体験していただきたい」と意気込みを見せる。

メルペイ セールスマネージャー 島田隆太朗氏

高円寺ルック商店街では、「メルカリ」の主な利用者層である10~30代の若年層を中心とした利用者が商店街に訪れることへの期待、またキャッシュレス化による商店街・地域全体の活性化を目指すべく、同取り組みの共同開催を決定した。高円寺の商店街では、「店舗読み取り式(CPM)」によるコード決済で「メルペイ」を導入した加盟店が160店舗あり、そのうちルック商店街の加盟店舗は40店舗を占める。

高円寺ルック商店街 理事 中澤一也氏によると、「メルペイは単なる決済サービスのプラットフォームだけではなく、売上金を持っている方がいらっしゃいますので、そういったものを商店街で使っていただける」ことに魅力を感じたという。また、複数のスマホ決済サービス事業者から営業提案を受けることもあるが、ただ単に決済サービスの契約を行うことが目的ではなく、如何に生活者に使ってもらい、一緒に商店街を盛り上げていくかという姿勢に魅力を感じたことも大きかったそうだ。

高円寺ルック商店街 理事 中澤一也氏

一方で、「ルック商店街の4分の1の加盟に近づいてきましたが、半分以上の店舗で使えないと、どこでも使える感覚が生まれません」と中澤氏は話す。スマホ決済はまだまだ認知度が低いため、店舗に利便性を理解してもらうことが必要であるとした。また、ルック商店街単体ではなく、高円寺の12の商店街との調整も進めている。メルペイでは、7月下旬に第二弾のキャンペーンを開催予定だが、高円寺の他の商店街と連携した取り組みに発展させたい考えだ。

「MPM方式」の採用で店舗の運用負荷を軽減
クレジットカードに比べて安価な手数料も魅力に

メルペイでは、6月27日から、店頭に設置したQRコードを利用者の「メルカリ」アプリ内のQRコードリーダーで読み取って支払う「MPM方式」でのQRコード決済サービスの提供を開始したが、ルック商店街のアンティーク家具ショップ「malto」では、同方式をいち早く導入した。「malto」では、店舗提示型のCPM方式から切り替えたが、MPMにより店舗の操作がなくなること、利用者の使い勝手も良いため、便利に使ってほしいとした。「malto」では、メルペイのコード払いで商品が期間中どれでも200円OFFとなるキャンペーンを7月5日まで実施している。

「高円寺メルペイ通り」開催特別キャンペーンを実施している「malto」

同店舗では、商店街向けのメルペイの説明会「メルペイ講座」の参加者が実際にメルカリに出品して得た売上金を使用して買い物を行った。MPM方式の使い勝手を確認した参加者は、飲食店など高円寺でのさらなる店舗の拡大に期待した。

実際にメルペイ講座参加者はメルカリに出店し商品を販売したが、すぐに売れたという売上金を決済に使用している

また、メルペイを新たに導入した「CANDY WOOD 1号店」のスタッフは、日頃からメルカリを愛用しているというが、「売上金を外で使える機能はありがたいです」と語った。さらに、決済手数料が1.5%と、クレジットカードに比べて安価な点も魅力だったそうだ。

「CANDY WOOD 1号店」ではCPMによる支払いを採用。高円寺でのメルペイの普及に期待した

「COFFEE CONE TOKYO」では、すでにスマホ決済「PayPay」を導入しており、キャンペーンによる集客効果があった。同店舗では、「メルカリユーザーと店舗の客層が重なるところがあり、導入しました。メルペイは操作性がすごく良いです」と評価した。今後はスマホ決済の利用者が増えることで、つり銭の授受が減るなどの効果に期待している。

「COFFEE CONE TOKYO」は、PayPayがMPM、メルペイはCPM方式を採用

地域の特性に合わせた取り組みを実施
MPM方式はJPQRに対応し、LINE Pay、d払いの読み取りも可能に

メルペイではすでに、4月26日~5月6日まで原宿竹下通り商店会と共同でお得な特典がもらえる「竹下メルペイ通りキャンペーン」を開催した。また、大阪市福島区の野田新橋筋商店街と共同で、6月29日に店舗の選りすぐり商品やサービスを100円で購入できる、「キャッシュレス×100縁笑店街」を開催している。メルペイでは、成功事例を横展開するとともに、地域の特性に合わせた取り組みを行っていきたいとしている。

また、新たに設置を開始したMPM方式では、一般社団法人キャッシュレス推進協議会が策定した「決済用統一 QRコード・ バーコード(JPQR)」への対応を進めている。メルペイでは、LINE Pay、NTTドコモとともにモバイルペイメントにおける加盟店アライアンス「Mobile Payment Alliance(MoPA)」を組成しており、同社のMPMによるコード払いではLINE Payやd払いにも対応可能となるそうだ。