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ゲーミング大手が展開する「Razer Pay」、ゲーマーやミレニアル世代をターゲットに普及を目指す

2018年12月27日8:15

世界有数のゲーム周辺メーカーであるRazer Inc.(レイザー)と、マレーシアのBerjaya Corporation Berhad(ベルジャヤ・コーポレーション)は、モバイルWalletサービスの「Razer Pay(レイザー・ペイ)」をマレーシアで展開している。同サービスの強みについて、「Singapore FinTech Festival2018」で話を聞いた。

Razer PRマネージャー Raymond Lau(レイモンド・ロウ)氏

「Razer Pay」はリアル/ネットの決済、送金が可能

Razerは、世界各国で、ゲーム関連のソフトウェア、ハードウェア、ゲームなどを展開している。現在、米国・サンフランシスコとシンガポールに本社を設け、世界中に15のオフィスを構えており、アメリカ、ヨーロッパ、中国のゲーマーの主要ブランドなっている。同社は、ゲームマウスを世界で初めて作った企業だ。また、ソニー・プレイステーション(PlayStation)のコントローラやヘッドフォンを提供している。

50万人以上のユーザーを擁するRazerのソフトウェアプラットフォームには、IoTプラットフォームの「Razer Synapse」、RGBテクノロジシステムの「Razer Chroma」、ゲームオプティマイザーおよびランチャーの「Razer Cortex」がある。同社のソフトウェアプラットフォームでは、自身の情報を簡単にクラウドに接続することができる。

同社では、昨年、仮想通貨サービス「zGold」を発表。利用者は、zGoldを使って、ゲームサービスを購入したり、ゲームの中でアイテムへの課金に利用することが可能だ。

そして、2018年7月18日、RazerとBerjaya Corporationとのパートナーシップにより、モバイルWalletサービスのRazer Payをマレーシアで開始した。サービス開始に先立ち、Razer では、モバイルウォレット「One2Pay(ワントゥペイ)」を展開するMOL Inc.を2018年5月に買収している。

Razer Payは、電子財布を利用して、オンライン、オフラインの支払いに加え、送金サービスも可能だ。オンライン取引では、「zGold MOLPoints」、「Steam Wallet」、「Garena」、「PlayStation」、「Spotify」、「Netflix」、「Astro NJOI」などのPINコードを購入できる。

また、オフラインでは、マレーシアの「セブン-イレブン」、「スターバックス」などの店舗で利用可能だ。店舗では、利用者のスマートフォンにQRコード/バーコードを表示させ、それを店舗の端末で読み取ることで支払いができる。さらに、家族や友人への送金、ウォレットから自身の銀行口座に資金を移すことも数ステップで行える。

セブン-イレブンで支払いやPINの購入が可能

マレーシアに続き、シンガポールでの展開を進める

利用者は、マレーシアのセブン-イレブンストアでRazer PayにチャージできるPINを購入できる。また、自身の銀行口座からのチャージも可能だ。

マレーシアでサービスを開始した際、40時間内に30万人がサインアップしたという。売上は非公表だが、現在も成長を続けているそうだ。

Razer PRマネージャー Raymond Lau(レイモンド・ロウ)氏は、「現在は、マレーシアでサービスを提供していますが、来年にはシンガポールで使用できるようになる予定です。弊社はグローバルカンパニーであるため、将来的には世界に広げていきたいです」と意気込む。具体的な利用のターゲットとして、ゲームが好きな人や、2000年代に成人になったミレニアル世代を取り込んでいきたいとしている。

※取材は「Singapore Fintech Festival2018」のRazer Payブースにて。